着いた翌日にはニューヨーク郊外へ。
その目的は世界最大級のコンテンポラリー美術館である、Dia:Beacon(http://www.diaart.org/sites/main/beacon)だ。
月曜だったため多くの美術館が休みだったこともあり、ここへ向かった。
1929年に建てられたナビスコの元パッケージ印刷工場を利用した広い館内は、
館内の照明をほぼ自然採光でまかない、
高い天井やむき出しのコンクリートなどを効果的に取り入れた展示を行っている。
そのため季節により開館時間は違う。
巨大美術館だ。
アメリカは“世界最大級”とか“~州最大”とか、そういうのばっかりだ。
中は撮影禁止だった。
蛍光灯を並べた作品。
枕木を並べたり積んだりした作品。
鉄板を並べた作品。
壁一面に大きく鉛筆で描いた線を張り巡らせた作品。
車などの廃材を使った作品。
割れたガラス。
巨大なフェルトが重なっている作品。
革が散らばっている作品。
ひもが天井から真っ直ぐ床まで垂れている作品。
絵画は抽象画。
色んな材質に色んな塗り方で白を塗った作品。
パネルを2色に塗ったものが並ぶ作品。
日付を描いたものが並ぶ作品。
廃墟や工場を写したモノクロ写真。
地下には記録的映像の部屋や小物作品。
アンディさんとダリさんのチューしようとしてる写真。
どれも有名なアーティストの作品だ。
中2階にはリチャード・セラ氏の作品。
リチャード氏の作品とは、スペインビルバオのグッゲンハイム美術館で3年前に初めて出会った。
私は作品の中を歩き、懐かしさを覚えた。
2階には、性を連想させるような作品。
名だたる作家たちの作品。
有名な作家たちだ。
だからと言って、その感動はあったか。
この作家たちはなぜ有名になったのだろうか。
それはやはり、やり続けたからなのだろうか。
何だろう。
私は美術館に行くと、こうやってモヤモヤすることが多い。