やられたぁ~!
そんな気分になった。
それはマットレスファクトリー美術館(Mattress Factory Art Museum)に行った感想。
ピッツバーグにはアンディ・ウォーホル美術館と、
元はマットレスの工場だった場所に、 インスタレーションを中心とした美術館が作られている。
ぽつーん
と
置かれた椅子は
悲しさ、淋しさではなく
私はただひとり此処にいる
と
力強さを感じさせてくれた。
未知の世界へと続きそうな階段は私の想像を掻き立ててくれる。
想像から創造へ。
想像を掻き立てるものほど魅力的なものは無い。
さて、中に入ろう。
上の階から順番に観ていこう。
4階でエレベーターを降りるとマスクが目の前に現れた。
覗いてみよう。
みんなあそんでるね。
モニターによると、
マスクをかぶってあそびましょ
ってことのようだ。
こわい いひひ
なんか好き。
わぁー!
すてきな世界観だなぁ
ふりかえるとビルが建ち並ぶ。
ビルの奥には惑星が浮いているようだ。
宇宙船にもみえる。
3階。
そう、
私はこの空虚を埋めようと
ひたすら
話して
話して
しゃべりまくるんだ
ときどき私は、
この世界にただ存在するには
どうすればいいのか
わからなくなるんだ
(わたしの和訳のイメージ)
展示品のほとんどが1年ほどで入れ替わるが、
日本のインスタレーションアーティスト、草間彌生さんのアートは常設展示されている。
彌生さん ありがとう。
この作品は窓から覗く。
作者。
う、うゎ~
圧倒された。
こういうものはコンセプトを知りたくなるね。
地下へ。
スピーカーが吊るされている。
振動を取り入れた作品だ。
マットレスファクトリー美術館は別館が2棟ある。
では向かおう。
向かう途中、猫がいた。
ついた。
って言っても2件隣の距離なだけだが。
日本人アーティスト、ベルリン在住 塩田千春さんの作品。
興味のある方は、ぜひ解説を読んでいただければと思う。
3階へと続く。
参りました。
これまた圧倒された。
解説より和訳したもの。
「塩田は、糸のウェブに包まれた靴、
ピアノや病院のベッドのような
日常のオブジェクトを組み込む
忘れられないほど美しいインスタレーションを通して
生活や思い出を覚醒との関係を探る」
圧倒されたこの感覚はずっと忘れずにいたい。
もう一つの別館へ向かう。
向かう途中、とある普通の住宅にこんなかわいい小さな図書館。
着いた。
外観を撮り忘れた。
やっぱり私がやっていきたいのはインスタレーションなんやな。
と、改めて感じた。
と、改めて感じた。
ピッツバーグはウォーホル出身の街だけど、
これは実際に来て体感して本当に良かった。
写真や映像を見て、知った気になったり行った気になるのはアカンな。
実際に自分のこの身体全体で感じること。
それはとても大切なことやと思った。