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2015年5月13日水曜日

「原子炉の中では未来の胎児が出産を待つ」

【1997年6月:FREAK OUT誌にて、もとオウム真理教幹部、加納秀一氏とAKIRAさんの対談】
http://www.akiramania.com/profile/kanou.html
は必見である。


AKIRAさんがサリン事件の1年くらい前に書いた
「子宮外妊娠」http://www.akiramania.com/profile/sikyuugai.html


という自主出版の小説の中にはオウム集団や大地震などを予言した文章がある。
いつものごとく、この小説もAKIRAさんは「急に何者かがマリオネットのようにオレを操り、気がつくと目の前に出来上がっている感じだ」と云う。
池田栄さんが書いた解説にはこう書かれている。(一部抜粋)

『この小説が“胎んでる”社会問題はあまりに多岐にわたっており、政治、宗教、戦争、テロ、憲法、マスコミ、人種差別 、福祉、環境、原発、家族等々・・・いちいち考えていたらきりがない。
「ゴッシャゴシャでいいんだよ、ゴッシャゴシャで・・・」
これを印刷するにあたって解説を頼まれ、再読した1995年3月現在、地震、サリン、新興宗教・・・さまざまな一致に遭遇する。
たとえば「振動が増幅されビルディングがきしみはじめる」「赤がたわむ」「もちろん蛇は何の前ぶれもなくやってくる」「預言者のまわりには膨大な数の信者が集まっていった」etc・・・まだメルトダウンが(原発事故)が起こってないのが、せめてもの救いだ。
私は彼を預言者などとは思わない。ただこの小説を彼に書かせたのは、「何かが突然やってきて、それが去ったあとには何にも書けなくなっちゃうんだ。」と彼が言う、我々の集団無意識だったのかも知れない・・・』

この解説から20年が経った今、メルトダウンは現実となった。
これからも何者かが次々とAKIRAさんの身体を操り、何かを産み出していくのだろう。

今後も珍獣のAKIRAさんが産み出していくものが楽しみである。

よく分からんが、なぜかこれを書きたくなった。



タイトルは「子宮外妊娠」の一節。