2014年12月25日木曜日

【野口嘉則 著 《「これでいい」と心から思える生き方》より】 過去記事より

【野口嘉則 著 《「これでいい」と心から思える生き方》より】
http://ryuseizan.tsuvasa.com/10600
心理学者の河合隼雄先生をはじめ、多くの心理学者や社会学者が、「日本は母性社会である」と言っています。
実際、日本の平均的な家庭には母性社会の特徴が顕著に出ています。
ところで、母性には、プラスの側面とマイナスの側面があります。
ボリュームの関係で、マイナスの側面だけをお話しすることにしますが、母性のマイナスの側面とは、子どものことを心配し過ぎたり、子どもに対して過保護・過干渉になったりして、子どもを心理的に拘束し、子どもの心理的な自立を妨げてしまう側面です。
そして、日本の家庭は、この母性のマイナスの側面が強く出る傾向にあり、そのため、子どもがなかなか心理的に自立できないという問題があるのです。
たとえば、子どもに目覚し時計を買い与えておきながら、
「そろそろ起きないと遅刻するよ」と親が起こしたり、
また、「今日は降水確率50パーセントよ。傘を持って行きなさい」と親が天気予報を見て指示をしたり、
こんなふうに、子ども自身が自分で考えてやるべきことを親が先回りしてやってしまうと、子どもは、「自ら選んだ行動の結果としての失敗」を体験することができません。
つまり、母性過剰な日本においては、子どもが失敗や挫折や「思いどおりにならない状況」を経験するチャンスを、親が先回りして奪ってしまっていることが多いのです。
また、子どもが欲しがるものをすぐに与えてしまうのも、母性のマイナスの側面です。
今の日本では、たとえば、子どもが、「ねえ、このゲーム買ってよ。みんな持っているんだよ。
僕だけ持っていないと仲間はずれになっちゃうよ」などとアピールすると、「しかたないねえ」と言いつつ、すぐに買い与える親も少なくないようです。
しかし、このように、欲しいものがすぐに手に入る環境で育った子どもは、ストレス耐性や自己コントロール力が弱くて、
自己中心的な人間になってしまいがちです。
ルソーが著書『エミール』の中で、「子どもを不幸にする一番確実な方法は、いつでもなんでも手に入れられるようにしてやることだ」と述べていますが、これは心理学的に見ても、的を得た言葉です。
親が、社会的に高いステイタスを持っていたり、あるいは著名人だったりするケースで、子どもには小さいときから欲しいものを買い与え、また、その子が大人になって社会に出るときも、親のコネで「いい会社」に就職させる、といった例を聞くことがよくありますね。
これは、母性のマイナスの側面が出てしまって、過保護になってしまっている例です。
このような場合、子どもは、ストレス耐性や自己コントロール力の弱い、自己中心的な人間になってしまいがちなのです。
では、子どもを育てるに当たって、母性のマイナスの側面が過剰に出ないようにするためには、どのようにすればいいのでしょう?
どうすれば、子どもの心理的自立を無理なく、そしてしっかりとサポートできるのでしょうか?
*****転載終了*****
なんだかヒントになりそうな感じがしたので載せます。
facebook 2014/01/05 投稿より

0 件のコメント:

コメントを投稿