ラベル

2014年9月8日月曜日

20代の作品。

就職活動という活動に疑問を抱いているため、大学在学中は全く就職活動せずに卒業する。

卒業後は長野県や大分県などで住み込みのアルバイトをしながら休日にその土地でバイクに乗って旅をしたり、短期間の仕事を行う。一つの仕事を長く勤めてみたくなり、写真館にてカメラマンとして1年働く。

その後、子どもを対象としたアミューズメント施設のスタッフとして4年働く。

着ぐるみで踊ったり、イベントのMCをしたり、ここでの経験により大勢の前でスムーズに話せるようになったと思う。

ここでは、装飾担当を任され、自らの本領を発揮。ストアマネージャー代行となりマネジメント業務を経験。本社の方からも装飾のたなかさんと覚えていただいたくらいだ。

夢中になって装飾を作った。
店内の一部がその時間だけアトリエ状態。「なんだろうこの胸が躍りドキドキワクワクしているのは」という感覚だった。

百円均一の紙をつなげる今の手法は、この時の装飾が元となっている。







2010年、実家の愛犬が亡くなり、家族のために愛犬の遺影を描く。



実家に送ると家族がとても喜んでくれた。
私が描く絵でこんなにも喜んでもらえるなら、みんなにも描いていきたい!と思うきっかけとなった。

仕事はとても充実していたが10年後の自分を考えたときに疑問がわき、死ぬまでに何を経験したいかと考える。

導き出した答えは、“もっと世界を見ておきたい”ということだと分かり、2012年1月世界一周の船旅を決意し退職。


旅の前に、個性的なぬいぐるみや着ぐるみを制作しているアーティスト山さきあさ彦氏と出会い、影響を受け、自分で着ぐるみを作成し、着ぐるみをかぶりながらフリーマーケットで服を販売したり、世界一周の出航を盛り上げる。

最初のかぶりもの。フリーマーケットにて。
名前がなかったので、来てくれた子どもに名前をつけてほしいとお願いすると
「おしゃんてぃー」と名付けてくれた。
なので、「おしゃんてぃー1代目」

船旅。出航の時に着た「おしゃんてぃー2代目」
後ろにGAKU MCさんが写っている。










船内ではボランティアの映像スタッフになり、撮影・編集を行う。
出航で着た着ぐるみを小さいキャラクターにし、船内番組を作成。好評を得る。

「おしゃんてぃー3代目」


船の中にモンテッソーリ教育を実践する洋上子どもの家があり、モンテッソーリ教育のアドバイザー深津高子さんの船内での講演会により、モンテッソーリ教育に興味を持つ。
下船後タイミング良く大阪にて始まったモンテッソーリ国際教師養成コースに通い、国際教師ディプロマの資格を修得。


そこで子どもたちの言語教材にイラストも活用できることを知る。

2014年1月、父のガンが再発し、余命わずかと知る。自分にできることは絵を描くことだと思い、絵画の遺影作成を提案するが、一度断られる。

姉から父が希望するお墓のデザインスケッチを絵にできないか頼まれ、パソコンでイメージを作成。




お墓のイメージ写真を気に入った父から、先に亡くなった愛犬と一緒にいる遺影の依頼を受ける。

人と同じものが好きではない父は、オリジナリティー溢れる遺影を、とても気に入って安心してくれた。


いつもかっこつけてサングラスを着用していた。
父が旅立つ前に、父の部屋をアトリエとして譲ってくれないかと頼み、許しを得たので、2014年の春、12年ぶりに札幌へ戻った。